お仏壇の修理-3
おそうじどころじゃなく手の付けようがなく古いんですけど・・
そんな時は、匠の技!
中塗り
研ぎつけた下地に、まず、サフェーサーというものを吹き付けます。これは、とのこより粒子が細かく、これを塗っておくことにより下地の表面がなめらかになり、中塗り漆もくっつきやすくなります。
そのあと、中塗りうるしを塗ります。
中塗り研ぎ
完全に乾燥した中塗りうるしを研ぎつけます。
ここでも平らに研いでおかないと、最後の漆ぬりの出来が悪くなります。
うるし塗り(上塗り)
うるしを塗ります。
うるしの塗り方は製造工程で書いておりますので、ここでは割愛させていただきます。
扉を1枚塗るのに5回に分けてぬります。
金箔押し(平物)
金箔を押します。
当社で使用している金箔は、すべて金沢製です。
金箔の工程も、製造工程で書いているのでここでは割愛させていただきます。
金箔押し(小物)
金箔を押します。
当社で使用している金箔は、すべて金沢製です。
金箔の工程も、製造工程で書いているのでここでは割愛させていただきます。
金具取り付け
金メッキされた金具をひとつひとつ手作業で取り付けていきます。釘も金メッキされたものを使用します。
組み立て
解体と逆の順序で組み立てていきます。当然金箔や漆の部分にキズを付けないよう細心の注意をはらいます。
納品
お客様のお宅の仏間に納まりました。今回は約3ヶ月間かかりました。お客様から「見違ゆるごたる。」と喜んでいただけるのが最高の喜びです。